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我が子を「仕事ができる大人」にしたいなら、今これだけはさせておけ!②

我が子を「仕事ができる大人」にしたいなら、今これだけはさせておけ!②


我が家では、私から積極的に英語を教えることはしていませんが、将来「仕事ができる大人」になるために必須なスキルについては、しっかり今から習慣としてできるように取り組んでいます。今日は前回の気遣いコミュニケーションの習慣に引き続き、二回目です。

速く正確なタイピングは基本スキル


今の30代の親が小学校の時には、学校でタイピングなど練習しませんでした。中学、高校では「情報」という科目があり、パソコンの使い方はさらっと習いましたが、少なくとも、私も夫も、基本のタッチタイピング(キーボードの文字を見なくても指先の感覚だけを頼りにキーを打てるタイピング技法)などは学校で習った記憶がないのです。

ほとんどの学生が、必要に迫られて、自己流でタイピング技術を習得した世代ではないでしょうか。

 

今の時代、仕事でやり取りする文章は基本的にパソコンで作成します。

「速く」「正確に」タイピングできることは、仕事の効率を高めます。タッチタイピングは一生かけて役に立つスキルです。

 

今の小学生は3年生でローマ字を習った後に、基本のキーボードの使い方を習うそうですが、タッチタイピングの練習に時間を費やしてくれるわけではありません。家庭で練習させておく必要があります。

 

受験にも大いに役立つタイピングのスキル


「速く」「正確に」タイピングできることは、受験にも大いに有利です。

 

今大学受験の英語は、一般の検定試験のスコアを利用する流れになっています。英検をはじめ、GTEC、TEAP、TOEFLなどはコンピューターを利用して受験するタイプの試験があります。つまり、ライティングの試験は手書きではなく、キーボードを打って入力しなければならないということです。

 

いかに英語の文章を作るのが速くても、タイピングのスピードが遅ければ、時間をロスします。受験生になってから、タイピングの練習に時間を費やしている暇はありませんから、なるべく早い段階でタッチタイピングを習得しておくほうがいいですね。

タイピング練習はいつごろから始める?


タイピング練習の始め時は、ずばり3年生以降です。なぜなら3年生でローマ字を習うから。ローマ字入力をするためには、ローマ字の仕組みを理解しなければいけません。

 

学校でローマ字を習ってきたら、その復習も兼ねて、タイピング練習するのもいいですね。入力したローマ字が間違っていたら、違うひらがなが画面に現れることになりますので、自分で答え合わせができるというわけです。

アルファベットにも慣れることができるので、ローマ字と、タイピングは同時進行で学習していくのもありですね。

目標は10分で200文字


文部科学省の目安によれば、小学生は「10分間に200文字程度の文字入力ができる」のが基準だそうです。

単純に1分で20文字。

「わたしは いもとやすえ です。えいごの せんせいです。」これで22文字です。

 

これを1分で、というのはさほど難しくなさそうに見えますが、一つずつアルファベットを探しながら打っていたのでは到底間に合わないスピードです。

 

指を正しいポジションに置き、正しい指で正確に打つ練習を繰り返すことが重要です。

今は無料のタイピング練習ゲームなどがたくさんありますから、それらを利用して、楽しみながら練習するとよいと思います。

習うより慣れろ


2020年度より小学校でのプログラミングの授業も始まりました。

親は、自分たちが小学校の頃には習わなかったことは、こどもにどう教えていいものか悩みます。

 

でも子どもは本当に慣れるのが早い!タイピングもまさに「習うより慣れろ」です。ゲームなどをうまく利用して、親子で楽しみながら一緒に勉強していくのがコツ。ママも楽しみながら一緒に基本のタイピングを勉強しなおすのもいいかもしれません。