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我が子を「仕事ができる大人」にしたいなら、今これだけはさせておけ!①

我が子を見つめる親

我が子を「仕事ができる大人」にしたいならこれだけはやらせておけ!①


私は英語の教師をやってますけど、我が子に積極的に英語を教えたことはありません。それは、英語なんて自分でやりたくなれば勝手にやるだろうし、やる気がないのに、親であっても、(なおかつ教師でもあるんだけど)勝手に教えるのは嫌だと思っているからです。

でも一方で、いわゆる「しつけ」とか「常識」とかそう言ったものは0才から本気で身につけさせようと努力してきました

それはつまりは「仕事のできる大人」になってほしいから。

 

いよいよ長男も小学生になり、「生活習慣とマナーの基本」的なこと(食事のマナー、あいさつなど)は一通り身に付いたところで、さて次に何を身につけさせようかと思ったときに、やはり「仕事ができる人間の習慣」を教えていかなければなと思うようになりました。

「自分のことは自分で」+「気遣いのコミュニケーション」


「仕事ができる大人」の基本は、「自分のことは自分で」+「気遣いのコミュニケーション」だと思っています。

これは子どものうちから意識させるだけで、後々、本人も、ママも楽になっていく習慣です。

1.まずは「自分のことは自分で」を徹底する


幼稚園以上の子どもには、まず、「自分のことは自分で」を徹底させます。我が家では

  • お弁当箱、お箸、水筒などは毎日自分で出す
  • 自分の明日の準備物は自分で用意する
  • プリント、〇つけが必要な宿題は自分で出す
  • 自分の洗濯物は自分でたたんで、タンスにしまう
  • 自分の上靴は自分で洗う
  • 自分の食器は自分で運ぶ

などは基本的に幼稚園からは親が手伝わずに、自分たちでさせるようにしています。

とにかくはじめは、ママにとっては忍耐の連続ですが、ぶれずにやり続けることです。

(洗ってないお箸が気になって自分で出しちゃうママ、忘れ物がないか心配で自分で用意しちゃうママ、食器を割らないか心配で手を出しちゃうママ。気持ちはわかる!でも、ぐっとこらえて!!)

 

親の仕事の半分以上はただ「耐えること」なんじゃないかと思うぐらい、(笑)子どもの教育には忍耐が必要です。

手や口を出しそうになったら、「私の仕事は耐えること。」とつぶやいてみましょう。ぶれずに徹底する!これが大事。

2.「気遣いの一言」を言える子に


昔、職場で、自分の席に「今日は忙しかったでしょう。お疲れ様。よかったらどうぞ。」とポストイットが貼られたチョコレートがおかれていました。その日はめちゃくちゃ忙しい一日で、やっと席についたらそれが目に入りました。

置いてくれたのは当時の先輩でした。今思えば、その人だって、その日は忙しかったはずなのですが、私の好きなおやつと一緒に「気遣いの一言」が添えられていて、とても嬉しかったのを覚えています。

 

ちょっとしたことですが、仕事のできる人間とできない人間を分けるとしたら、こういうところじゃないかなぁと思います。

少なくとも私は、そういうことがさらっとできる大人になりたいと思っていますし、我が子にもそうなってほしいと願っています。

 

と同時に、「気遣いの一言を添えること」は子供にだってできるはずだと思っています。

そしてそれを練習する場所はまさに家庭です。

 

  • お弁当箱やお箸を出すときには「洗い物お願いします。」
  • プリントや〇つけを出すときには「プリント確認お願いします。」「〇つけよろしくお願いします。」
  • 親が家事で忙しいときには「料理中にごめんなさい。~お願いします。」「これが終わったらで構いません。〇つけお願いします。」

などの一言を添えることを習慣にしています。子どもにしては、なかなかビジネスライクな文章かもしれませんが。(笑)

 

もちろん親が手本を見せることも大切です。私は

  • 宅配の人に「いつも玄関までありがとうございます。」「再配達でお手数おかけしました。」
  • エレベーターを開けて待ってくれた人に「お待たせして申し訳ありません。ありがとうございます。」

など言うようにしています。つい「すみません」や「どうも」だけで済ませてしまいがちですが、何に感謝したり恐縮しているかまで丁寧に伝えることで、気遣いの一言に心を込める大切さを、子どもたちに示すようにしています。

 

 

3.応用編


「自分のことは自分で」+「気遣いの一言」が当たり前にできるようになってきたら、次のステップへ。

「気遣いアクション」です。

我が家では応用編として次のことを実践しています。

  • プリントは両手で相手の方に正面を向けて渡す
  • お弁当箱などの洗い物は、袋から出してシンクに置き、水につけておく
  • 〇つけをお願いするときは、相手の方にノートの対象ページを広げて置き、赤ペンも置いて準備する

ビジネスマナーなるものをいちいち教えなくても、「相手に失礼のないようにする」や「相手が次の仕事がしやすいよう整える」ということは、対人マナーとして、基本中の基本です。

親は上司と思って(笑)気遣いアクションまでできるようになるのが目標です。

親として願うこと


やっぱり親として願うことは、仕事場でも、家庭でも、当たり前のマナーと気遣いを、言葉と行動の両方で示せる大人になってほしいなということ。

息子をもつ母としては、英語ができてもできなくても、同僚や上司や奥さんを大切にして、またそういう人たちから慕われ、愛される人間になってくれたら、嬉しいなと思うわけです。

 

他の家庭から見たら、ちょっと厳しめで、変わった家庭習慣かもしれませんが、お陰様で8歳の長男はほぼ応用編までできるようになりましたし、子どものころからの習慣の大切さを私自身身をもって感じています。

ぜひ今日から、皆さんも取り入れてみませんか?

 

我が子を「仕事ができる大人」にしたいならこれだけはさせておけ②はこちらから


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