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伸びる子の親はここが違う!

 

長年様々な親子を見てきて感じることがあります。

それは、伸びる子は、親とのコミュニケーションが濃密であるということです。

スクールに来ている子で、良くできる子、この子は伸びるなと確信するような子は、決まって親とのコミュニケーションがよく取れていて、さらに、親はこどものことをよく見て、褒めたり励ましたり、を自然に行っています。

  

 

 

 

こんな図を考えてみました。

 

学力を種の成長に例えています。

指導者は太陽です。

 

親は「英語習わせたいな。」と思い、スクールに通わせます。(=種を植える)すると先生は一生懸命指導をして、(=日光を送る)英語力(=種)を伸ばそうと努力します。これでもこどもは伸びます。でも、よくできる子、伸びそうだなと思う子は、さらに、親からしっかりと関心、励まし(=水と栄養)をもらっているのです。

 

教室の先生をしていると、良く伸びる子の親は、本当によく子どものことに関心を示し、よく褒めるなぁといつも感心します。

レッスンが終わってママたちが迎えに来ると、子どもたちは一斉にママのもとに駆け寄ります。そのあと私は今日やったことなどを保護者にフィードバックするのですが、たまにお話に夢中な親子を見かけます。

 

「ママ、今日ね、英語でこんなことしたよ」

「わぁ、楽しそうだね。今日もたくさん英語楽しんだんだねぇ。」

「うん、それでね、、、、」

「わぁ、そんなことできたんだ。すごいねぇ。」

 

私のフィードバックはそっちのけ(笑)それでもこの二人のやり取りを邪魔したくないと思えるほどに、たくさん話をし、それに対して、親は肯定的な言葉をかけています。このやり取りがまさに、英語力という種をしっかり伸ばす「水と栄養」です。

種をぐんぐん伸ばすには、「太陽の光」だけではなく、「水と栄養」がとても重要なのです。

 

 

 

 

 

さて、通常習い事を始めるのは3~4歳が多いかと思います。つまり3~4歳で、更地の土地に、英語や水泳などの「能力の種」を植えるのですが、ここで一つ考えないといけないのは、その時点で、どんな土が出来上がっているか、ということです。

 

野菜でもなんでも、土づくりが大切であるのは聞いたことがあるかと思います。

学びの種を植える土は、0歳からその年齢までに家庭で作るものです。学びの土台、素地といっていいでしょう。実はここについては、あまり気にしない保護者もいますが、習い事を始める前に、この土づくりがしっかりできている子と、そうでない子で、その後の伸びが全く違うということは、経験上明らかです。

 

ここで言う「いい土」とは、安心感(=失敗しても大丈夫。守ってもらえるという気持ち)と自己肯定感(=自分が好きな気持ち。ありのままの自分をよしとできること)がしっかり育った状態です。そしてその二つの気持ちを子どもの中にしっかり育てるには、親子のコミュニケーションが非常に重要です。

子どもを抱きしめたり、ありのままを受け入れる姿勢を見せたり、ほめたり、励ましたり、子どものやっていることに興味を示したり、、、そういった一つ一つの親の行為が、子どもの安心感と自己肯定感を育みます。そしてそれを、生まれた瞬間から、長期間にわたり、かつ継続的にできるのは、保護者しかいません。

 

 

子どもは間違っても大丈夫、と思えるからこそ、チャレンジします。そして、私ならやれる、と思えるからこそ、難しい課題にも取り組み、成長していけるのです。

 

継続的に子どもに関心を寄せ、ほめたり励ましたりしつづけることで、いつもこの土を良い状態に保つことができます。

それは英語に限らず、すべての学びの土台です。

 

どんな先生の習うか?(太陽を選ぶ)

いつ習い始めるべきか?(いつ種を植えるべきか)

 

も大切ですが、ぜひご家庭での土づくりにも、目を向けてもらいたいと思います。

 

 

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