赤ちゃんだったころ、こどもたちは五感をフルに使っていました。ママに抱かれて、その匂い、その声を聞き、温かさを感じ、柔らかい肌に触れて、ママの顔を見て、これがママなんだ!と認識していました。
それがやがて言葉と結びついていきます。この顔、この声、この匂い、この感触、これを「ママ」と呼ぶのか。と。
こどもが言葉をインプットするときに、それは、五感と深く結びついているということです。
なぜならこどもは辞書を引いて言葉を覚えるのではなく、実体験から覚えるからです。
レッスンでは、私もそのプロセスを大切にしています。
確かに日本語の語彙が既に豊富にある幼稚園児さんであれば、「太鼓は英語でdrumですよー」と教えることもできます。
それをしない理由は4つあります。
- レッスンでは日本語を禁止しているから
- 五感を使って言葉をインプットすることが、より子どもにとって受け入れやすく、自然な方法であるから
- 実物に触れることで英語以外の感覚も刺激され、全体の発達にプラスになるから
- なにより子どもたちが楽しむから
先月のテーマは「楽器」でした。音を聞いてその楽器を当てるゲームは大盛り上がり!楽器を弾くのも楽しいし、当てるのも楽しい。出題するほうは、What sound is it? 答える方は It's a triangle!など。子どもたちは自然と習得していきました。
実物を触ったり、聞いたり、見たりしながら言葉をインプットしていくと、アウトプットもスムーズです。何より楽しいからもっとやりたい!するともっと定着していきます。
五感を使うレッスンは効果的で楽しい!
まさにいいことだらけです。