コミュニケーション能力を伸ばすために、レッスンではあえて〇〇させています。
それは、「ケンカ」
ケンカと言うと穏やかでない感じですが、もっと言えば、「『きっと話し合いの機会を持たないと解決しないだろうな』と思われることをあえて放り込む」ということでしょうか。
例えば上の写真は、先日レッスンで使った折り紙の教材。お気づきでしょうか?全部違う色にしてあります。
あえてケンカの種を作りました。(笑)
同じものを与えないとどうなるか。「僕は青がいい。」「僕も!」「私ピンク!」「私も!」
わーわーわーっとあっという間に収拾がつかなくなるシーンを想像できた方。はい、その通り。そうなります。
実際、ピンクは取り合いになって一回破れました。(笑)
すねる子もいるし、時々泣く子も出ます。
でもあえてこんな面倒なことをするのにはもちろん意味があります。
ちゃんと言葉で伝えあうチャンスにしてほしいからです。
「〇〇ちゃん、先使っていいよ。次は私にも貸してね。」
「じゃんけんして勝ったほうがピンクね。」
そうやって提案できる子も出てきました。
中には引っ込み思案の子もいます。最後まで自分が欲しい色を言えずに余り物を選ぶ子。
そんな子にはレッスン後に日本語で(レッスン中は英語オンリーのルールなので)
「本当は何色がよかったのかな?」
「水色」
「じゃあ今度は『水色ちょうだい』って勇気を出して言ってみよう!先生も手伝うよ。」
と声をかけます。
私が決めているレッスンでのルールは
- あえて全部バラバラの色、足りない数の教材を一回は使わせる
- 教師が与えるのではなく、生徒に選ばせる
- ケンカが起きそうになったら言葉で解決できるよう導く
- 言葉にできない子どもをフォローする
とかいいつつも…母としては我が子にはケンカしないように同じものを同じ数ずつ与えている私です。(笑)
とはいえ、この時期の男の子ふたりが一緒に暮らしていれば、絶対ケンカになりますけどね。今朝も朝から雷を落としました。息子たちも兄弟げんかから、コミュニケーション能力を伸ばしていってくれるといいんですけど…。
さっ、今日も元気にレッスン行ってきます!