「お家でも英語に触れたほうがいいのはわかってる!でも親も英語が苦手!」
なんて声をよく聞きます。
でも大丈夫です!ママやパパが英語が苦手だからこそいいこともあるんですよ。
これは英語教師である私の失敗談ですが、
実はうちの長男は、英語が嫌い。(笑)
いろいろ原因を考えたのですが、やっぱり親が英語ができると、子どもは無意識にプレッシャーを感じるようです。
また、親の方も、自分にできることが、我が子にできないとなると、ショックを受けやすい。始めの期待値がどうしても高いからでしょうね。
そんなわけで、息子とレッスンをしていると、私はついつい息子に「なんでわかんないの!」と言いそうになるし、結果的に英語を教えるのが嫌になり、息子もママに怒られるので嫌になり、今に至るという経緯があります。(笑)
でも英語が苦手なお母さんは、自分が苦手だったから、英語はできなくてもしょうがない、というある意味肩の力を抜いた状態で子どもを向き合えるわけです。これは大切です。
そして、もう一ついいことが。それは、教室で習うこと一つ一つが子どもにとって新鮮であるように、ママにとっても新鮮であること。
先日、大分市こどもルームの活動「はじめてのえいご」に来てくださったあるママと話していて、「英語では馬はヒヒーンじゃなくて、neigh(ネーイ)って鳴くんですよ。」と話したら、「へー!!!知らなかった!!!」ってとっても驚いていらっしゃいました。
そう!その反応!それこそが、子どもが英語を初めて習ったとき、知らないことを知った時の驚きであり、喜びであるのです。
英語が苦手なお母さんはその驚きと喜びを子どもと共有できるのです。子どもにとっても、その感情をママと共有できると、もっともっと嬉しい。残念ながら英語がわかるお母さんにはその新鮮な反応ができないんですね。
その話をそのママさんにしたところ、「私、英語あんまり勉強してなくてよかった!」と満面の笑みでおっしゃいました。
新しいことを子どもと一緒に学び、喜びを共有できるなんて、本当に幸せなこと。
英語が苦手なママほど、ぜひ、自信を持ってください。
英語が苦手だからこそ、子どもと共有できる喜びや感動があるんですから。